Rehab

年が明けて間が空いてしまった。
年末年始は予定が混み合いがちです。

The Ragtime Willie も、久々のリハーサルと、ついでに新年会をば催しました。
諸事情によりマティスは不在。

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全員が集まるのは去年の夏以来なので、なんとおよそ半年ぶりという。
リハビリと鍛錬が必要ですね。

今年はちょいと忙しくなりそうな感じです。
またいろいろとお知らせしていきたいと思います。

末筆ながら、まずは本年もどうぞろしくお願い致します。

高山

It’s just that demon life has got you in its sway

初めて聞いた時から、自分でも感心することに今でも変わらず、『Sticky Fingers』が世界で1番カッコいいアルバムだと思っております。

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この前後の Stones は本当に最高です。
Keith Richards の雑だけどカッコいいリズムギターと、Mick Taylor の流暢なリードギターが、絶妙なケミストリーを生んでいると思うのですよね。
年末年始は、原点回帰を期して、この辺を聴き返しながら過ごそうかと思案中。

The Ragtime Willie は今年はバンドとしての活動があんまり出来ませんでしたが、来年はいろいろやれると良いなあ。
ともあれ、まずは皆様よいお年を。

高山

The Spider And The Fly

『Blue & Lonesome』の後にこれだもんな。
商売が上手いというか、この辺は Mick が意図してやってるんじゃないかと思われる。
この人は単純なミュージシャンという枠を超えて、ちょっとした傑物だと私は思っていて、ロックスターの代名詞と言って過言ではないのだが、一方でとても頭が良く非常に強かな人でもあると思う。

ともあれ、先日リリースされた、若かりし頃の Stones の貴重な BBC でのライブ録音を集めた『On Air』を聴いております。

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2010年代も後半になって、いまさら聞く価値がある音源かと聞かれると、それほどでもないんじゃないかな、と答える。
音質も決して良くはないし、デビュー直後数年くらいの Stones はカバーソングがレパートリーの大半を占めますが、そのカバー元の方をきちんと聞く方がよっぽど価値があるんじゃないですかね。

しかし、去年の『Blue & Lonesome』に感銘を受けた若いリスナーは少なからずいるんじゃないかと思っていて、そういう人は買ってしまうよね。
そういう意味で冒頭の感想に繋がる訳です。

とはいえ、中高生の頃に Stones にハマって聴き漁っていた私は、”The Spider And The Fly” (数少ない Stones のオリジナル曲) なんかを聞かされると、若い頃の記憶を呼び覚まされた上でそこに新鮮な味付けまで施された気分になって、不覚にも涙が出そうになってしまった。

また、そういう思い出補正がなくても、普通に Solomon Burke の “Cry To Me” なんかは素晴らしいですよ。
若い頃の Mick の荒削りな歌は、この手のソウルフルな曲で物凄く映えることがあるんですよね。
Otis Redding の “That’s How Strong My Love Is” が入っていないのが残念ですが、先の “Cry To Me” や “(I Can’t Get No) Satisfaction” なんかと合わせて『Out Of Our Heads』というアルバムに収録されているので、ぜひ聴いてみてくださいませ。

うーん、『Blue & Lonesome』にはそのパワーがあったけど、これでは年は越せないなあ。
バンドとしては、昔より今の方が良いということで、それでいいんでしょうけどね。

そう考えると Stones ってすげーよなあ。
いまさら何を、って感じではありますが。

高山

Jam, Session, Improvisation

連続して Miles のことを書くのは、別に Jazz 好きでも何でもないのになんだかなあ、という気もしなくもないのですが、このエレクトリック・マイルスの大傑作と言われる「Bitches Brew」を聞いていて覚えることがあったので書いておきます。

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御大 Miles 自身についてはもちろん、20世紀音楽史に残る傑作とも言われる本作についても、いろんなところでいろんな強者の方々が深く掘り下げた様々なレビューを書いているし、今更私などが何も言うことはないのだけれど、この頃の Miles Davis が今(当時)をときめく Jimi Hendrix と自宅で度々音楽について語り合っていたらしいということも踏まえて、私なりに簡単に決着してしまったことがあったのです。

Jazz 畑の人からすると、これは Jazz ではなく Rock だ、となることが多いそうですが、Rock 畑の人からしても、これは決して Rock ではないのですね。繰り返されるリフもなければ、AメロやBメロも、耳に残るサビもない。
こう書くと、何かとてつもない、世に二つと無い、音楽史に燦然と輝く一大作品、などと思わせなくもないが、何のことはない、これは Grateful Dead のライブにおけるジャムパートですよ。
ツイン・ドラムだし、John McLaughlin なる人のエレキギターは Bob Weir のバッキングギターっぽいし、さしずめ Miles のトランペットが Jerry Garcia のリードギターになるのかしら。個々人の即興演奏の塊っぽくて、展開ありそうでなさそうなのに、なんでそこでそんなキメが出来るんだよ、ってとこもそっくり。サイケっぽいオケとかもね。上手い下手はもちろんありますが。

そういえば、本作は70年の発表ですが、Dead の68年発表のアルバムに「Anthem Of The Sun」というのがあって、これは Miles に影響を与えたとも言われているようです。
また、Dead は69年にも「Live/Dead」というライブアルバムを出していますが、これの1曲目には23分超の “Dark Star” という Dead 界隈では有名な大作が入っていて、この曲の雰囲気はかなり本作に通じるものがある気がします。

こうなると本作は一応 Rock ということでいいのかもしれないけど、でも Dead のジャムですら、「よし、今日は何年何月何日のあのジャムを聞こう」なんてことにはならないんですよねえ。ライブ盤を流れのまま聞いていてジャムパートに突入したら、気分によってそのままぼんやり聞くこともあれば、飛ばしちゃうこともあるし。次の曲が “Casey Jones” あたりのアツいナンバーだったりすると、「この流れでどんな風に突入するんだろう」という興味が湧いて敢えて聞ききることもありますが。
ライブのその場にいて、アルコールたらふく入れて踊りながら聞いたら、さぞ気持ちいいんだろうなあ、という憧憬の念のようなものは常にあるのだけど、単品でどうこう、ということはないのですね。
まして、Dead の場合は長い長いジャムパートの前もしくは後に、痺れるくらいイカした、コンパクトで(比較的)キャッチーなロックナンバーがあるものですから、それがジャムパートを生かしている部分もあり、逆にジャムパートに生かされている部分もあると思うのだけど、一方で Miles の方はというと、当たり前だけど全編ジャムな訳で、ちょいとしんどいですね。

そう考えると、このアルバム、凄いは凄いんだろうけど、今後たぶん敢えては聞かないなあ。
これからエレクトリック・マイルスを聞こうと思っている人がいるなら、Grateful Dead の方を断然お薦めしますよ。
Miles Davis はおとなしくアコースティック時代を聞くべし。

なんかとんでもなく偉そうなことを言ってしまっている気がするが、大丈夫だろうか。。。

高山

Nefertiti

Miles Davis の音楽活動歴は、1940年代中頃に Charlie Parker のバンドで演奏し始めてから1991年に死去するまでの45年余りに登るのですが、大体7,8の時期に分けられるようです。
各時期の名盤くらいは全部網羅しておこうと思って少し前に 15 枚ほど大人買いしたのですが、最近サボり気味でした。

というわけで、第2期黄金クインテット時代(1963-1968くらい?)の最高傑作と言われる『Nefertiti』を視聴中。
ネフェルティティって古代エジプトのファラオのことだと思うのだけど、この辺の言語センスは正直よくわからん。

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ドラムの Tony Williams という人がなんだか凄い。後にロックへの傾倒を見せたらしいが、既になんとなくわかる。
Wikipedia によると、2拍4拍でハイハットを踏むということをしなかったそうで、ちゃんと踏めと Miles に口うるさく言われたそうです。しかし、それが他のドラマーへ確実に影響を与えていったようで、この人のスタイルが主流になっていった、というのも凄い。
殆どドラムばかりが耳に入って来てしまう。これはカッコいいですね。

ところで、あまり関係ないようで実は関係あるのだけど、最近妙にコルネットが欲しい気持ちにさい悩まされている。
トランペットと似たような音なのだけど、奏法的にはもっと簡単という噂。
Miles のトランペットがカッコよくて、というのももちろんありますが、前回の Bessie Smith で聞いた Louis Armstrong のコルネットが物凄く良くてですね。ええ。。
管楽器は昔友人にアルトサックスを借りてちょこっと吹いたことがあるくらいで、全くといって素養がないのですけどね。。うーん。。

高山

Boweavil Blues

前回少し Bessie Smith に触れたので、改めてちゃんと聞いてみる。
160曲くらい録音を残しているようで、Complete CD も全8枚くらいで出ているっぽいですが、ライトにこの2枚組くらいで。

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Frank Stokes と同時代くらいかもう少し後に活動していた人ですが、ブルーズの女帝とも言われている通り、この人の方が断然有名ですわね。わりと若くして事故で亡くなっているのも、伝説的に語り継がれる要因の一つになっている気がする。少し後の時代の Billy Holiday も似たような感じですね。
その Billy Holiday しかり、比較的現代で言うと Norah Jones とか、ブルーズやジャズの女性シンガーでこの人の影響を受けてない人はいないのではないかと思われる人です。

しかし、ジャズから音楽を深掘りしていった人なら知らない人は絶対いないと思うのだけど、ロックみたいなものから遡って Robert Johnson だったり B.B. King だったりのブルーズを聴き始めたような人は、あんまりこの人を知らなかったりしませんかね。(私だけかもしれないですが)
Urban Blues と言っていいのかわからないけど、私には物凄く洗練されて聞こえるんですね。サッチモがコルネットで参加してる曲も幾つかあったり、ティンパンアレー的な曲もやっていたり、泥臭く土臭いデルタ・ブルーズみたいなのよりはずっと都会的な感じ。
テネシー生まれらしいが、フィラデルフィアに住み始めて以降にニューヨークでレコーディングしたものしか録音は無いようなので、旅芸人的に Minstrel Show に出てた頃とか、アトランタで活動していた時代とかは、もっと南部的で土臭かったのかもしれない。白人受けを考えてショースタイルを変えるとかやっていた人のようですし。

無論、表題のようながっつりブルーズもやっておられます。
Bo Weavil Jackson という、これもほぼ同時代のブルーズマンのことを歌った曲だと思われる。そういえばデルタ・ブルーズのレジェンド Charley Patton も Mississippi Boweavil Blues という曲をやっていました。(本人の曲は聴いたことがないので、これもいずれ聴きます)
これは思いっきりブルーズなのだけど、伴奏がピアノで、女性ボーカルというだけで、洗練されて聞こえるのかもしれない、とも思った。うーむ。

いやしかし、カッコいい女性シンガーは本当にカッコいいです。
バカの発言みたいですが…、マジで。

高山

Tain’t Nobody’s Business If I Do

Frank Stokes はメンフィス・ブルーズ・ギタースタイルの父とされている、100年近く前のアメリカで活動していた人ですが、この頃のブルースマンはいわゆる定型的なブルース進行に縛られずわりと自由にやっていて、とても面白いですね。
個人的には、Robert Johnson あたりの有名ブルーズマンよりもずっと聴きやすい、というか聴いてて飽きない。
Minstrel Show とか Medicine Show とかで演奏していた系譜が強く影響しているのかしら。

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Tain’t Nobody’s Business If I Do が凄くいい。
Bessie Smith や Billy Holiday あたりがやっていた感じを想像していると、全く別の曲なんじゃないかとも思える。
ブルーズというよりも、どちらかというとカントリー的な匂いがどことなくするのですね。フィドルを入れてる曲もちょいちょいありますし。

歌も凄くいい。録音レベルは流石に悪いけども。
Dan Sane という人とギター・デュオでやっていたことが多いようなのですが、どれがどっちの音か非常に判別が付き辛い。しかも、一人でレコーディングしている曲もそこそこあるようで、一層よくわからん。流石に一人で弾くには無理があるだろうという音もあるのだけど、この手のギタリストは意味不明なテクニックを持ってたりするからなあ。

100年近く前の人というのもあり、この人のやっていた曲は殆ど版権が切れてるんですよね。
こうしてトラッドになっていくのかな。
どこかでやりたいなあ。

高山

Classical Rock

Procol Harum は『青い影』くらいしかちゃんと聞いたことがなかったのだけど、ふと食指が動いてベストアルバムを購入。
ベストで聞いちゃうとファンからは叩かれそうなのですけどね、スタジオアルバムを一からなんて、時間にゆとりのある学生でもなければ、なかなかそれほどの気にはならないのです。大人になるというのはかくも悲しい。

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当たり前なのだけど、思ってたよりもロックだ。
そして、「青い影」よろしく、クラシカルでもある。
これって、Queen じゃないか。
無論 Procol Harum の方が Queen よりもキャリアは早い訳で、こっちが元祖ということになるが。Queen の方は Freddy Mercury の音楽性でどちらかというとオペラなのだろうけど、やらんとしていることの匂いに非常に近しいものを感じる。

そんで、どちらも英国のバンドというのがまた面白いですね。
明確に言語でカテゴライズする力は私には無いですが、良くも悪くも米国は大味で、英国は繊細なことをやる印象ですね。

これとかね。いいですね。
これも、レターのフォントが『オペラ座の夜』を連想させる。順序は逆なのだけど。

高山

Old Time At The Party

昨日は学生時代に所属していたサークルのメンバー主催のイベントに顔を出して参りました。

Funk Band で演奏する吉岡。(その他の方々の肖像権はヒラにご容赦・・・)
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そして、出演してないのにイキっている石井(と中田)。
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こっそり名村と私も、The Footworks というバンドで出演しておりました。
こちらのバンドも Facebook ページ等々ありますので、チェックしてみてくださいませ。
https://www.facebook.com/The-Footworks-351287995229411/
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なかなか懐かしい気持ちにさせてくれました。
と同時に、じじいになったなあ・・・、とも。笑

高山